【最終更新日:2022年4月21日】
通信制大学への進学をお考えの方の中には「通信制大学の卒業は大卒扱いされるのか?」かが気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、「通信制大学の卒業は大卒扱いされるのか?」に関して詳しくお伝えしたいと思います。
通信制大学の卒業は大卒扱いされるのか?
結論から申し上げると、通信制大学の卒業は大卒扱いになります。
通信制大学は正式には「大学通信教育」と言います。
大学通信教育は、昭和22年に学校教育法によって、制度化され、昭和25年には正規の大学教育課程として認可(文部省認可通信教育)されました。
学びたい人たちのニーズとともに60年以上にわたって実施されています。
従いまして、通信制大学の卒業は立派に大卒扱いになります。
また、平成11年4月には、大学院でも修士課程の通信教育が始まり、博士課程においても平成15年4月に開設されています。
仕事と両立させながら学べる大学通信教育は、いつでも、どこでも、誰でも、何でも学べる教育機関として、今後その発展がますます期待されています。
2022年現在、42大学、26大学院、11短期大学が門戸を開放しており、全国でおよそ23万人がそれぞれの学習動機に合わせて学んでいます。
通信制大学卒業でも就職できる?
通信制大学への進学をお考えの方の中には「通信制大学を卒業したら、就職できる?」のかが気になっている方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げると、ケースバイケースと言えるでしょう。
元上場企業(メーカー)の採用担当者のお話しによると、「大手の民間企業では第二部(夜間学部)や通信制大学は一般的に大卒者としての採用はしないのが原則」だそうです。
つまり、「就活には全く使えない。」のだそうです。
その一方、通信制大学を卒業して、立派に就職している方も数多くいらっしゃいます。
日本大学 通信教育部は、就職サポート室を設け、学生の就職支援を行っています。
その結果、多数の学生が就職に成功しています。
卒業生の主な就職先は公式WEBサイトに記載されていますので、興味のある方はご覧になってみてください。
このことから、通信制大学の卒業者を全く相手にしない企業から、喜んで受け入れる企業まで千差万別だということです。
現在の日本は人口減少が続いており、外国人材を積極的に受け入れようとする企業が増えていることはご存じの通りです。
ですから、「通信制大学の卒業者だから・・・」という理由だけで門前払いする企業ばかりではないことは確かです。
大切なのは、「なぜ通信制大学なのか?」「通信制大学で何を学んだのか?」「通信制大学で学んだ知識を企業でどう活かせるのか?」のかが明確であることだと思います。